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第14回 サツキマス幼魚放流会




 平成15年11月9日(日)に、第14回サツキマス幼魚放流会を広島県山県郡加計町程原の河原で行いました。例年この時期には放流場所となる河原には,仮設の橋ができており、放流会の日にこの橋の上から産卵のために遡上したサツキマスの姿を確認することができました。しかし,残念ながら今年は仮設の橋がなく、特に減水しており、水位が下がった河原からの観察は難しい状況でした。

 今年はとても温かく、雨だけが心配されましたが、サツキマスの幼魚約1000尾を満載したトラックが、放流場所に到着するころには気になる雨も降らず、まずまずの放流日和となりました。

 集合時刻の午前10時をかなり回って幼魚を積んだトラックが到着したころは、参加者が40人を数えるまでになっていました。受付を済ませ、放流時の注意を連絡した後、放流場所に移動、手に手にバケツを持ってトラックの横に並び、元気一杯のサツキマスの幼魚をバケツに入れてもらい、減水した河原で一斉に放流を開始しました。

 放流は約40分をかけ、魚が自力で川に泳ぎ出すまでじっと待つ方法をとりました。今年は子どもの参加者が今までの放流で最も多く、バケツにたくさん魚を入れてもらい、水の中でピチピチはねる魚たちを見て歓声をあげていました。そして、思い思いの場所に、何度も何度も魚を放していました。

 今年も、来春成長して帰って来るサツキマスの姿を思い浮かべ、また、忙しい中を参加者してくださった皆さんに感謝しながら放流会を終了しました。

 今年度の放流数は基金の減少のため、過去最低になってしまいました。
 サルモプロジェクト実行委員会では、また来年の放流会に向けて新たに活動して行きます。多くの皆さんのご協力をお待ちしています。
 













サルモプロジェクトはサツキマス放流を足がかりとして、広く河川と人間とのかかわりのあるべき姿について提言し、市民活動をしてしています。一人でも多くの方に参加していただきたく、放流資金バンダナを製作しましたのでご購入ご協力くださいますようお願いします。

バンダナ1枚1800円/ブラック
(代引き料込み)で通信販売を
お受けしています

(完売しました)





基金の申込みは郵便振替口座、郵便為替、銀行振込みをご利用ください。

放流基金は一口1000円です。

問合せ・申込み先
斉藤 譲一
733-0032広島市西区東観音町28-22
TEL:082-294-4213



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