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第16回 サツキマス幼魚放流会
平成17年11月13日
第16回 サツキマ.ス幼魚放流会

平成17年11月13日(日)に,策16回サツキマス幼魚放流会を広島県山形郡安芸太田町加計程原の河原で行いました。

今年の台風14号は太田川流域にも大きな傷痕を残し、191号線はいまだに片側通行の場所がいくつかあります。さらに対岸の道路も片側
通行や一部通行止めになっている場所もあります。
放流当日の朝、看板取り付け前に立ち寄った青空市場でスタッフの赤星さんと出会いました。みなさん朝早くから放流を楽しみにしてくださっています。

それから安野トンネル手前と津伏大橋、T字路左折の看板を取り付け、あともう一つ、河原に下りる看板を取り付けるだけというところで「通行止め」の看板と柵が目に飛び込んで来ました。

後もう少しで集合場所なのにと思いながらも、今年はこちらからは放流ができない、仮設橋の安野側からと判断し、T字路と津伏大橋の看板を撤収し、安野側の仮設橋のところに行くことにしました。
急きょ国道沿いに看板2枚を取り付け、サルモブロジェクトイベント
用の横断幕をつけたが、果たして参加者に見えるかどうか心紀です。

以前、放流会の日にこの橋の上から産卵のために遡上したサツキマスの姿を確認することができました。しかし、残念ながら今年はサツキマスの一姿を確認することはできませんでした。

当日の朝、気温は7度、天候は曇りでなんとか放流ができそうです。

午前9時過ぎには福山から高橋さんたちが到着、さらに放流魚も到着し受付の準備に取り掛かりました。
咋年まで使ったきたサルモブロジェクトの横断幕もずいぶんと古く、今年は新調された横断幕を仮設橋に掲げ、放流をアビールしました。

本年度も放流基金が少なく、更に毎年サツキマスの幼魚をお世話して頂いている伊藤さんの養殖池に、台風による土砂流人の彰響で幼魚が被害を受けたため、幼魚の絶対数が少なく、例年通りの放流数になりませんでした。

今年のサツキマスの幼魚(重さ約10g前後,体長約12〜15p)
今年のサツキマス幼魚(重さ約10g前後、隊長12〜15cm)1000尾をこえるサツキマスの幼魚を満載したトラックを放流場所近くの河原に止め、放流参加者を待ちました。
しかし、今年は出足が悪く午前11時前になっても20名を少しこえるくらいで、スタッフをやきもきさせました。


午前11過ぎには東京からの参加者も含め40人近い人が集まってくださいました。
受付場所には、サルモプロジェクトのTシャツ、ステッカーの他、放流資金にと、今年も斎藤さん手作りのニジマス・イワナの燻製の販売を始め、今回初めてPH7のサツキマスのフィッシュカービングも展示され、参加者の目をなごませていました。
開会行事と放流の仕方を案内して、さっそく放流場所に移動。
手に手にバケツを持ってトラックの後ろに並び、元気一杯のサツキマスの幼魚を
バケツに人れて、少し河原まで歩いて放流を開始しました。
放流には約30分時間をかけ、魚が自力で川に泳ぎ出すまでじっと待
つ方法をとりました。

放流も今年で16年目、放流を始めたころには小さかった子どもたちも、
今では中・高・大学件、また杜会人となり、ここまで続けて来られたことを嬉しく思いました。
参加者達は一人ひとりバケツにたくさん魚を入れてもらい、バケツの中でピチピチはねる魚たちを見て歓声をあげていました。そして、思い思いの場所に繰り返し放流していました。

今年も、来年の5月に成長したサツキマスが遡上してくる姿を思い浮かべ、
また、忙しい中を参加してくださった皆さんに感謝しながら放流会を終了しました。

サルモプロジェクト実行委員会では、来年の放流会に向けて新たに活動して行きます。

多くの皆さんのご協カをお願いいたします。

連絡先:斎藤 082-294-4213 中木 082-814-1609
報告:SaImoプロジェクト実行委貝会 中木 正巳
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