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広島県山県郡安芸太田町:平成18年11月12日(日)
 平成18年11月12日(日)午後11時より、第17回サツキマス幼魚放流会を、今年も広島県山県郡安芸太田町加計・程原の河原で行いました。
 昨年の台風14号に続き、今年は台風13号の大雨により、国道191号線はまたもや片側通行の場所が津伏大橋までに2箇所ありました。

さらに程原の河原に到着すると車一台分の通れるスペースはあるものの、河原は一面の砂、砂、砂・・・
これでは参加者の車を駐車することも難しいとの判断で、急きょ昨年と同じ安野側からの放流にしようということになりました。  
 今年もまたまた河原入り口と、T字路、津伏大橋に設置した看板を取り外し、安野側の河原に行くものの、例年設置されている仮説の橋はなく、ここにも砂が国道際まで上がっており、河原まで車で下りることができず、狭いスペースに駐車することになりました。
 当日の気温は12度、天候は曇り時々小雨、また晴れといった時間とともに変化するものでした。
 昨年新調したサルモプロジェクトの横断幕を掲げ、午前10時半ころには福山から富士原さんたちも到着され、受付を始めました。
 放流魚が到着した11時前には40人以上の参加者が集まり、開会行事と放流時の注意をした後に放流を開始しました。
 今年のサツキマスの幼魚は、重さ約10g前後、体長は約10の大きさです。

 約1300尾の幼魚を、大人や子ども合わせて50人の参加者で30分をかけてゆっくりと放流しました。
参加者はそれぞれバケツにたくさんの幼魚を入れてもらい、思い思いの場所で何度も何度も放流しました。

なかには、「バイバイ、また帰ってきてね。」とやさしく声をかけながら放流する親子の姿も見られ、ほのぼのとした気持ちになりました。
 今年も、来年の5月に大きく成長したサツキマスが遡上してくる姿を思い浮かべ、また、忙しい中、参加してくださった多くの皆さんに感謝しながら放流会を無事終了しました。

サルモプロジェクト実行委員会では、サツキマスを通して水のこと、自然のことを学び、子どもたちにより良いものを手渡したいと願っています。
 放流されたサツキマスの幼魚が大きくなり、気持ちの良い故郷の川『大田川』に帰ってくることを願うという主旨で活動を続けています。

しかしながら、たくさんの皆さんの協力がなければ実行できないものです。

放流基金へのご協力をよろしくお願いいたします。

報告 Salmoプロジェクト実行委員会
    中木 正巳